ゲームについて思うこと


■"レボリューション"のダウンロードシステムを勝手に考察。 2005年6月3日記す

恐らく無料じゃないので、課金方法が気になります。
個人的には専用のメモカに「ライセンス料」という形で上乗せする形がベストかな、と。

これならメモカを買ってしまえば、実質"落とし放題"でユーザーが課金を意識しなくて済むので。

ネットショップの会社がプロ野球を持つ時代ですが、ダウンロードという形の見えない商品を、ネット上という形の見えない所でお金を払う。ま、普通に抵抗があるかと思います(少なくとも、お店で物を買うのと比べて)。任天堂のユーザー層を考えると尚更です。

それに、お店で物を買った後に、手続きやら課金やらがあるのは、DS以降の任天堂の「ゲームと縁のなかった人を取り込む」路線に反する気がしますので。

外付けのメモカに記録できれば、店頭でダウンロードも可能ですし、そこでDSも含めた複合的なサービスを提供し、ある種のコミュニティが出来るのもアリかな、と。
(何か昔のファミコンショップみたいな感じでアレだけど…)

あと、一番思うのが、期間限定とかで遺産を小出しにするのではなく、常にMAXのラインナップを用意して欲しいな、と。
情報をチェックして一喜一憂するのはマニアだけだし、第一肝心なのは"レボリューション"本来の資産ですから。

「本体とメモカがあれば、ソフト2000本以上遊び放題」みたいな感じで、とにかく本体を売ることを考えて欲しいものです…って、まあ、大きなお世話ですけどね。
(サードが提供するのを前提で書いてますけど…(汗))

■体験版集について 2004年7月16日記す

ゲームは中身に触れずに購入するケースが多い商品である。 ユーザーとして失敗しない為には、安定している人気タイトル・安価な中古品に目が行くのは当然だろう。
現状では、マイナータイトルが売れることは至難の技。雑誌がしつこくプッシュするか、ネット等でじわじわと評判が広がる等々だが、ゲームファンの域を越えてヒットすることは難しい。
ゲームの評価は、編集者やコアなファンがする物ではなく、ユーザー一人ひとりがすべき物だろう。ゲームと接する機会をもっと増やしていかないと、市場縮小に歯止めが利かないと思う。

そこで、コンビニで体験版集販売をしてみてはどうだろうか。
ターゲットは、ブームに乗ってPS2が家にあるが、(DVDプレイヤーも既にあるし)現在はあまり稼動していない人だ。雑誌を読んだり、ネットで情報収集している人向けではない(こういっては何だが、こうした人たちは放って置いてもそれなりに遊んでくれる)。

デジキューブが失敗した今、現実的ではないのは事実であるが。

話を続けると、私はコンビニでバイトをした経験がある。ゲームはたまに売れた。そこで感じたのが、購買層・商品が「コンビニならでは」と言えるのではないだろうか、ということだ。
大体が、仕事帰りに弁当・雑誌を買うついでにゲームを買い、商品もパチスロ系が多かった。休日に量販店で買い求めるファミリー層やマニア層と違っていた印象がある。
また、同時に感じたのが、こういった人達は結構消費額が大きかったということだ。そこで、どさくさにまぎれて、ゲーム体験版集をついでに買ってもらい、ゲームに触れる機会を持ってもらえないだろうか、というところだ。

コンビニに入った客は、基本的に外周をぐるっと回る(雑誌棚~ドリンク類~弁当)ので、とりあえずゲームの棚は目に入るだろう。その棚だが、現状では予約商品の告知にスペースを割いているが、これでは、余程の大作かゲームファンでも無い限り、タイトルを見ても何のことか分からない。せっかく多くの人の目に触れるスペースにあるのに購買意欲を刺激していないのではないか。
また、コンビニは「目的物を持って、即レジへ」というより「ぶらっと回ってついつい買ってしまう」という形式ではなかろうか。その中で現在の紙切れにタイトルが書いているだけの物を「ついつい欲しくなる」ことなどありえない気がする。
そこで、「20本入って500円」等と目を引くキャッチがあれば手が伸びるのではないだろうか。

この体験版集が定着すれば、ユーザーとの距離がより近い物になるし、メーカーにとっても広告費の削減につながる(少なくもと、自前で体験版を用意したり、雑誌に広告を打つ必要性も薄くなる)ので魅力があると思う。

この体験版集単体で採算が取れるのかというのは微妙ではあるが、これは市場拡大の投資であると考えれば、悪くないのではないか。

体験版集販売案。
・発売2週間~1ヶ月前のものを収録する。
・製造・販売はSCEが取りまとめ、収益もSECに。
・各メーカーからは無償で提供を受ける。
・価格は500円前後。隔週発売。
・各号にポイントシールをつけて、コンビニでゲームを買うときに割引する。
・ディアゴスティーニに倣って、初回はバインダーつき。
・流通コスト削減・潜在的ユーザーの掘り起こしを目的とするので、販売は大手コンビニのみ。マニア向けにネット通販も(バックナンバー含む)

問題点
・価格500円が可能かどうか。
・DVDにどれだけのタイトルを入れられるのか。
・時期により発売タイトル数にばらつきがあり、タイトルが揃わない・地味すぎてさっぱりな時期がある。
・発売日がずれたりして、体験版収録時期が確定しにくい可能性がある。(発売日を遵守することは企業として最低限の事だと思うのだが…)

■PS3に望むこと 2004年7月13日記す

今年度中に次世代プレイステーションが発表になるとの事です。

個人的には据え置き機がバージョンアップすることについてあまり興味が無いのですが、出すからにはいい物を出して欲しいな、と思います。
ここで言ういい物とは、ただ単に高性能というのではなく、ユーザーにとって使いやすい物であって欲しいと思います。
私としては
・PS/PS2との互換性
・メモリーカード機能の内蔵
・ロード時間(ゲーム起動時間を含む)短縮
の3点を希望します。

まず互換性ですが、これは欠かせません。小さな部屋にいくつもゲーム機を置ける程余裕はありませんし、それに付随するコントローラ・ケーブル類も引っ張り出したりするのは面倒です。ま、今までの資産を生かすことができるので、互換性については実現しそうな気がします。

で、次のメモカ機能内蔵ですが、これを強く求めたいです。メモカ販売も大きな武器だけに実現が難しい気がしますが、複数のカードを購入・管理するのはこれまた面倒で、経済的負担も大きいです。続編モノで、「前作のデータがあれば~」という物が増えているだけに尚更です。当然のごとく、データにも下位互換があればとても便利なのですが、どうでしょうか。

最後のロード時間は確実に実現される物と考えています。これはソフト側によるところも大きいのかもしれませんが、最低でもゲーム起動時間をGC並にしてくれないと困ります。ロゴマークとか毎回毎回うんざりです。おかげでリセットしてやり直そうって気にならないです(苦笑)。こちらについても、PS/PS2ソフトのロードが短くなっていると嬉しいです。

今まで、ゲーム業界はハードを向上・発売することでユーザーを拡大させてきましたが、これからは逆に縮小していくのではないかと思います。
正直、ゲームに今以上に技術向上を求めていないのではないでしょうか。
現在の性能に不満があるわけでもなく、高いお金を出して新ハード・ソフトを揃えないと遊ぶことが出来ないのであれば、ゲームで遊ぶという選択肢がなくなるだけだと思います。

多機種がしのぎを削ることは業界の活性化につながるとは思いますが、ユーザーにとっては、ハードの選択・購入は負担にしかなりません。娯楽の多様化が進む中、情報収集やそれなりの金額が必要になるゲームには、相対的にかつての魅力がない事は確かでしょう。

多機種を合併させた機種や、流通システムの改革など、誰もが驚く抜本的構造改革及び、ユーザーのニーズに合わせた努力が無い限り、未来はないのではないか、そんな気がします。

TOPにもどる