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2006年にPS2で発売されたRPG。
PS2ですが、基本的に2Dでフィールドやキャラクターは描かれています。
バトルシステムが特徴的ですね。
コマンドバトルですが、通常行動をするキャラと詩(うた)を歌うキャラに分かれています。
通常行動キャラは行動順に指示をして、詩キャラはリアルタイムで指示をします。
詩キャラはタイムラインに割り込み出来る形なので、流れを見ながら詩を発動していくのがキーになります。
また、詩キャラは打たれ弱いので、通常キャラで守りながら進めていきます。
適度に忙しくて面白いバトルになっていますね。
中盤まではかなりイージーなんですが、終盤はちょっと手応えが出てきました。
…が、もう少し難易度が高くても良かったかな。
それと、ストーリー展開が売りですね。
ストーリーではなく、ストーリー展開ですね。
この辺は実際にプレイしてみないと分かりづらいかと思いますが…。
ストーリー自体はそれ程面白いとは思いませんが、キャラクターの内面だったり成長を描いていて見応えがありました。
また、先述の「詩キャラ」をいう設定をゲームシステムにも上手く組み込んでいて、良く出来ていますね。
違和感無くゲームに入って行けて、とても良かったと思います。
それと、アイテム合成で足りない素材をその場で作成できたり、装備品を入れ替えた際に付けていた強化素材をそのまま引き継いでくれたり、宿屋で次にやるべき事を確認できたり、この時代のゲームにしては親切な設計になっています。
お陰で2025年に遊んでもスムーズに遊ぶことが出来ました。
かなり楽しめたのですが、気になる点もあります。
何と言っても、以前に行ったダンジョンに何度も行くケースが多すぎます。
いくらなんでも使い回しがすぎるでしょ…。流石にウンザリしました。
しかも、ダンジョンのマップデザインも同じような部屋ばかりで全く面白みが無いし、ダンジョン同士が繋がっている事もあり、どこに行っているのか分からなくなる事も…。
ゲーム後半はダンジョン再訪ばかりさせられた印象です。
ちょっとこれは擁護できないかな…。
あとは、街やダンジョンがゴチャゴチャし過ぎな感があります。
ただ、ゴチャゴチャしているという事は、かなり詰め込んでいるとも言える訳で、詰め込みの利点もあります。
特に、キャラクター同士の会話が豊富に詰め込まれています。
アイテム合成時や宿屋での会話はかなり面白かったですね。
それと、今だったらDLCになりそうなオマケ要素にも力が入っていて楽しめました。
難点もありますが、トータルで見れば作り込みされた良いゲームだと思います。
一部のセリフがHな事が話題になり、ネタ枠のゲームというイメージでしたが、遊んでみると十分楽しく遊べました。
分岐があって、ストーリー展開が刺さりましたね。私には。
珍しく分岐からやり直しましたし。
2025年になって2006年のゲームをオススメするかといえばアレですが、楽しく遊ぶことが出来ました!
【ゲームクリアー:エンディング4パターン】
