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ファイナルファンタジー4 コンプリートコレクション PSP


ファイナルファンタジー4(以下「FF4」)と携帯電話で展開された「THE AFTER 月の帰還」(以下「月の帰還」)、FF4と月の帰還の間を描いた「インタールード」の3つをセットにしたパッケージ。

FF4はSFC版を何度も遊び、DS版もプレイしたので、今回は「月の帰還」と「インタールード」のみプレイしました。
ただ、「インタールード」は1時間もしないで終わるショートストーリーなので、実質「月の帰還」のみと言っていいでしょう。

「月の帰還」はポロムやリディアなどのFF4のキャラを主人公にした9つの章があり、最後に彼らが合流する話が展開されます。

各章はボリューム的に物足りない印象は否めません。
章ごとにやりこみ要素があるのは面倒でしたが、これがないとボリュームがなさすぎて、バラ売りするには厳しいでしょうね。
ただ、バラ売りなだけに、各章とも先が気になる終わり方で、上手い作りになっています。
話のつなげ方が上手く、しかもFF4を生かしていて好印象です。
セオドアの旅立ちイベントが熱い!
ストーリーはもちろん、隠し通路や町に落ちているアイテムを探したり、サウンドも懐かしく、FF4を思い出させてくれます。

システム的には、FF4から大きな変化はありません。
「バンド技」という合体攻撃が追加されましたが、もともと「ふたりがけ」などがあったし、特筆すべきことでもないかな。
あとは、月齢により、敵・味方の攻撃、魔法などの強さが変化するので、それを考慮するくらいでしょうか。

さて、ここらで気になった部分を挙げると、まずはエンカウント率が高いです。
ストーリーが短い分、プレイ時間の水増しで上げたんでしょうが、その意図がプレイヤーにバレバレなのが物悲しいです。
あとは、キャラクターデザインが垢抜けなくて、カッコ悪いですね…。
「えっ、誰?」って所が功を奏している部分もありますが、それでもカッコ悪いという印象が上回ります。

気になる部分もあって、バラ売りで買うには割高感がありますが、PSPならセットですし、FF4をプレイされた方にはオススメしたいです。
FF4の話を上手く生かしていて、そこから生じる違和感を上手に切り返していて、ストーリーはとても満足が行くものでした。
エンディングはジーンと来ました。
欲を言えば、子供世代をもう少し上手に使えなかったかと思いましたが、それをすると、従来キャラの見せ場が減っちゃいますからね。

スクエニはリメイクばかりの印象がありますが、今回のように過去の資産を上手く使っていって欲しいですし、2DのRPGも出していって欲しいと思っています。

【「インタールード」、「月の帰還」:クリアー】

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